4年ぶり全国大会へ ソフトボール・百合が丘フェニックス
団結力で県予選制覇
三重県名張市で活動するソフトボールチーム「百合が丘フェニックス」が、8月19日から福岡県内で開かれる「全日本一般男子ソフトボール大会」に4年ぶり3回目の出場を決めた。
山あいの集落で悲劇 女性住民に向けられた機銃 伊賀・高尾

第二次大戦下の1945年6月、三重県伊賀市高尾に飛来した米軍機の機銃掃射で、住民の女性1人が命を落とした記録が「高尾郷土史」(1979年)に刻まれている。「この山あいの小さな集落に米軍機が来て、しかも人が亡くなるとは……」。その様子を目の当たりにし、今も鮮明に覚えている住民に話を聞いた。
語り継ぎ平和考える 21日に名張で

戦争体験を語り継ぐ「戦争はいや!平和のつどい」が8月21日午前10時から午後4時まで、三重県名張市南町の名張産業振興センターアスピアで開かれる。戦時中の物品やパネルなど約100点を展示する他、戦争体験者の話なども予定している。入場無料。
風水害への備え 一緒に考えよう 名張でシンポ
台風や大雨、短時間で集中豪雨をもたらす線状降水帯への備えを考える「みえ風水害対策の日シンポジウム」が、9月3日午後1時から三重県名張市松崎町のadsホールで開かれる。入場無料。要事前申し込みで、定員は先着200人。
伊賀ドキの人 地域に根付くベーカリーに
中山祥吾さん(31)
昨年12月にオープンした三重県名張市百合が丘東5のベーカリー「Yul necco(ユルネッコ)」のオーナー。地元の人から広く受け入れられ、地域に根付いたベーカリーを目指す。
9歳少年が見たB29爆撃機墜落 昭和20年6月5日の名張

決して忘れられない―。77年前に三重県名張市青蓮寺で起きたB29米軍爆撃機墜落を、当時9歳の少年だった同市栄町の辻本進さん(86)は振り返る。「最近あった出来事のようだ」とつぶやきながら、遠い日の記憶を語った。
宮古島出身夫妻 子5人と名張で 梶木さん
青い海が広がる沖縄・宮古島生まれの夫妻が、緑豊かな山に囲まれた名張へ移住。地元の人たちに支えられながら、5人の子どもを育てている。
名張署だより 水難と山岳遭難防止の対策
地域課長 中井孝
夏は、川や山でレジャーを楽しむ方が多くなる一方で、水難や山岳遭難が発生しやすい時期でもあります。2021年中の三重県内の水難は27件発生しており、17人の方が亡くなっています。また、山岳遭難は65件発生しており、6人の方が亡くなっています。
生後7か月、記憶なき被爆 「悲惨さ伝える義務」伊賀市の森岡さん

父と祖父母失った 広島への原爆投下
1945年8月6日の米軍による広島への原爆投下。三重県伊賀市下阿波の森岡文孝さん(77)は生後7か月の時、爆心地から東に2・2キロの地点で被爆し、父と祖父母も亡くした。戦後77年、「当時の記憶はない」が生き残った母や4人の兄たちから伝えられた原爆の惨禍を語った。
一念発起で農家1年生 曽爾で体験農園開設 北口さん
退職後に大学校へ 野菜作り基礎から学ぶ
三重県名張市内で鍼灸師として40年近く働いてきた北口直子さん(65)は退職後、奈良県曽爾村塩井の実家に放置されていた畑を整備し、野菜の収穫体験などができる「BABAガーデン」を開設した。農業経験はゼロだったが、一念発起して64歳で大学校に入り、野菜作りの基礎を学んだ。採れたて野菜で作るピザは内外から訪れる家族連れや学生らに人気だ。