【来場を呼び掛ける実行委メンバー=名張市役所で】

 戦争体験を語り継ぐ「戦争はいや!平和のつどい」が8月21日午前10時から午後4時まで、三重県名張市南町の名張産業振興センターアスピアで開かれる。戦時中の物品やパネルなど約100点を展示する他、戦争体験者の話なども予定している。入場無料。

 2013年から続けている催しで、10回目の今回は開催時間を拡大。準備は、40代から80代の約30人でつくる実行委員会が進めている。

 戦時中に東アジアで起きた旧日本軍が関わる事件を解説したり、沖縄にある米軍基地や自衛隊基地の場所を地図で示したりする。ロシアによるウクライナへの軍事侵攻についての展示もある。

 従来から紹介している戦時中の写真や兵士が出征前に渡された寄せ書き入りの日章旗などの遺品、広島市立基町高校の生徒たちが制作した「原爆の絵」の複製なども展示する。

 実行委事務局の羽口和彦さん(69)は「戦争とはどういうものなのか、家族で話し合う機会になれば」と話す。

 問い合わせは羽口さん(090・7865・8445)へ。

2022年8月13日付825号22面から

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