【表彰状を手にする耕野さん(左)と北川市長=名張市役所で】

 三重県名張市身体障害者互助会長の耕野一仁さん(75)が、今年度の「障害者自立更生等厚生労働大臣表彰」を受けた。3月19日に北川裕之市長を表敬訪問し、報告した。

 厚労省によると、長年にわたり、障害のある人の自立支援や社会参加の促進に大きく寄与した人などに贈られ、今年度は全国の54人と1団体が選ばれた。耕野さんは「身体障害者等社会参加促進功労者」として表彰された。

 同市青蓮寺の地蔵院住職の耕野さんは、2010年に同互助会の役員になり、17年度から会長を務める。市職員時代に得た福祉や教育行政の知識と経験を生かし、団体間の文化交流に向けた研修会の企画や、市スポーツ大会実行委員会への参加、障害者の社会参加や周知などの活動を展開してきた。

 互助会の役員らと市役所を訪問した耕野さんは、これまでの活動を振り返り「色んな障害を持っておられる方と交流し、不自由な所を力を合わせて改善し、思いを寄せることが大事」と話した。北川市長は「ぜひこれからも、いろんな分野でご活躍頂けたら」と話した。

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