【はしご車の前に集まる「みのわこども園幼年消防クラブ」のクラブ員ら=名張市鴻之台1で】

 三重県名張市夏見の「みのわこども園」で幼年消防クラブが結成され、7月3日に市消防本部(鴻之台1)で結成式が行われた。同本部によると、市内での新規結成は1996年以来30年ぶり。

 園児全員から成るクラブ員122人を代表して年長児24人が結成式に参加し、高野雄一郎園長が藤森博之消防次長に結成届を提出した。藤森消防次長が「火はものすごく怖いから、絶対に火遊びをしないで。これからは周りの人たちにも教えてあげられるお兄さん、お姉さんになってほしい」と呼び掛けると、園児たちは元気よく「はい」と声をそろえた。

消防本部庁舎内を見学する園児ら=同
ハンカチで口と鼻を押さえ、無害な煙が充満するテントから避難する園児ら=同

 式典後は消防本部内を巡り、消防隊員による防火衣の着装を見学。無害な煙を充満させたテント内で姿勢を低くし、ハンカチで口と鼻を押さえながら避難する体験をした他、消防車への乗車も楽しんだ。消防車に乗って敷地内を一周した園児たちは、「大きかった」「中にマイクがあった」「めっちゃ揺れたけど楽しかった」などと興奮した様子で話していた。

〈YouTubeでショート動画「園児の前で消防隊員が早着替えを披露!」(https://youtube.com/shorts/THnolIVPxfc)〉

 見学中、実際に救急車が出動する場面にも遭遇した。通報を受けた救急隊員が慌ただしく出動準備を整え、サイレンを鳴らして現場へ向かう様子を目の当たりにした園児たちは、「かっこいい」と目を丸くして見送っていた。

 幼年消防クラブは、幼児期から火の取り扱いの危険性を学び、家庭や地域の防火意識の向上につなげることを目的としている。市内では保育施設の統廃合などの影響でクラブ数が減少していたが、今回の結成により、市内の幼年消防クラブは5つとなった。

消防車に乗り笑顔で手を振る園児ら=同
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