【終了間際に日本代表が逆転を許した場面で悔しい表情を浮かべる町野選手の父・理さん(右から2人目)ら=伊賀市高畑で】
サッカーのFIFAワールドカップ(W杯)2026北中米大会で、日本代表は日本時間6月30日未明、米テキサス州ヒューストンで行われたノックアウトステージ(決勝トーナメント)1回戦でブラジル代表と対戦し、1‐2と逆転負けを喫した。三重県伊賀市出身のFW町野修斗選手(26)=ドイツ1部ボルシア・メンヘングラードバッハ=は後半、初めてW杯のピッチに立った。
世界ランキング6位のブラジルに対し、同18位の日本は、昨年10月の親善試合で勝利を収めていた。試合は前半29分、ボールを奪ったMF佐野海舟選手(マインツ)がそのまま持ち込み、ゴール左隅に先制ゴールを決めた。日本は1点リードで折り返したが、後半11分に追いつかれると、アディショナルタイムにゴールを許し、延長戦突入まであと一歩のところで涙をのんだ。

グループステージで出番の無かった町野選手は、MF伊東純也選手(ゲンク)に代わり後半33分から出場。負傷で代表を離れたMF遠藤航選手(リバプール)に代わって追加招集され、背番号6を背負ってアディショナルタイムも含め約20分間プレーした。ボールを受けて相手陣内に切り込む場面や、ロングスローで攻撃の起点となるシーンもあったが、W杯初ゴールを決めることはできなかった。
父・理さんら 未明に地元から声援
町野選手の地元・中瀬地区では、午前2時キックオフにもかかわらず、父・理さんや、同地区住民らによる後援会「町野修斗君を励ます会」の樋口良紀会長ら約20人が地区市民センターに集まり、テレビ画面越しに町野選手へ声援を送った。
日本時間26日に米テキサス州ダラスで行われたグループステージ・スウェーデン戦を現地で観戦した理さんは、町野選手がピッチに入ると樋口会長らと喜び合い、相手と競り合う場面では「負けんな」と言い聞かせるようにつぶやいていた。
「夢の舞台に立てた」「もう少し守備で」
観戦を終えた理さんは「子どものころからの夢だった舞台に立てたのは喜ばしいことだが、やはり結果としては(終了間際に失点した場面で)もう少し守備の面で何かできなかったかと思う。本人にも伝えている、寄せの甘さが気になった」と複雑な胸の内を語り、「本人には『おつかれさま』と伝えたい。次の4年間に向けて、まずは所属チームで先発を勝ち取リ、ステップアップできるよう頑張ってほしい」と話した。
樋口会長は、集まった住民らに謝意を伝えた後、「たくさんの方の応援のおかげで初出場がかなった。結果は結果だが、ピッチに立てて自信になったと思う。(今秋の)キリンチャレンジカップでもメンバーに入れるよう力をつけ、更には4年後を目指してほしい」と話した。


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