【名張署庁舎=名張市蔵持町芝出】

刑事課長 舩木良彦

 覚醒剤及び大麻事犯の検挙人員は、近年増加傾向にあります。年齢別で見ると、覚醒剤事犯では40歳以上の検挙が全体の過半数を占める一方、大麻事犯では30歳未満の検挙が全体の7割以上を占め、大麻の乱用が若年層に広がっています。

 要因としては、インターネットやSNSなどの普及で大麻の入手が容易になっている状況がうかがえる他、大麻の有毒性に関する誤った認識の広がり、違法性の認識の希薄化などが考えられます。

ネットを悪用した薬物入手

 インターネットが発達した現在、違法薬物の売買にSNSが悪用されています。販売する側は「合法」であるとか「体に害はない」とか、あたかも違法・有害な物ではないと言って購入を勧めてきます。覚醒剤や大麻に化学構造を似せた物質は、たとえ未規制であったとしても危険性がないとは言えず、それ以上に危険な物質もあります。

 インターネット上の売買は匿名性が高く、捜査の手が届かないと考えるかもしれませんが、決してそんなことはありません。販売者が検挙されれば当然購入者を調べますし、その逆もあります。決して違法薬物に手を出さないようにしてください。違反者には、重い罰則が科せられる可能性があります。
思いとどまる勇気

 最近、メディアなどでも広く報道されていますが、「ゾンビたばこ」や、大麻成分を含む「グミ」「クッキー」「キャンディ」について耳にされたことがあるかもしれません。

 SNSなどを介して「隠語」を利用し、売買されているケースも散見され、「グミやクッキー」と称して勧められても、違法な成分が含まれている以上、絶対に使用しないでください。

 「知人や友人が使っている」「リラックスできる。ダイエット効果がある」などと勧められても、違法・有害、そしてご自身の心身や大切な人の心身を危険にさらす可能性を十分に秘めている物です。

 危険性や違法性を秘して、あたかも合法であるかのような違法薬物も存在していることから、覚醒剤や大麻はもちろんのこと、これらの違法薬物については絶対に使用せず、もし勧められたとしてもきっぱりと断り、「思いとどまる勇気」を持ってください。

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