【旧高北家住宅主屋(名張市提供)】

 国の文化審議会は3月26日、三重県名張市上八町の「旧高北家住宅主屋」と同市蔵持町里の「長慶寺本堂・庫裡」の計3件を含む139件の建造物を登録有形文化財にするよう文部科学大臣に答申した。市教委文化生涯学習室によると、市内の国登録有形文化財は37件になる。

 旧高北家住宅主屋は、農機具メーカー「タカキタ」(本社・同市夏見)の創業者、高北新治郎さんが1961年ごろに建てた住宅。木造平屋建入母屋造で、座敷境の欄間には馬と犂(すき)をモチーフとした彫刻がある。81年に移築、市の所有となり、現在は貸館として利用されている。

長慶寺本堂(同)

 長慶寺は真言宗寺院。本堂は1727年築の入母屋造裳階付建物で、正面には向拝が付く。向拝には木鼻や蟇股などの彫刻がある。庫裏は1781年築の平屋建切妻造の建物で、違い棚の床の間と付書院を備えた座敷や、表玄関の式台などを備える。いずれも市内に残る最古の寺院建築として貴重だという。

長慶寺庫裡(同)
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