【ゴムボートに要救助者役の隊員を引き揚げる伊賀消防署職員ら=伊賀市甲野で】

 三重県伊賀市の農業用ため池で6月11日、伊賀消防署の職員による水難救助訓練があり、参加した22人が救命ボートの操船やロープを展張する資機材の取り扱いなどに取り組んだ。

 訓練場所は同市甲野の山王池で、10日の同じ訓練にも職員24人が参加した。市消防本部によると、水難事故の出動件数は過去5年間で昨年が1件、23年が5件あった。

 救命用ゴムボートの操船訓練ではウェットスーツ着用時の浮力確認やパドルの扱い方、要救助者の引き揚げなどを実践。川や池など救助現場で対岸などにロープを圧縮空気で遠くへ飛ばす救命索発射銃や、岸から浮き輪代わりにロープを投げるための「スローバッグ」を使った訓練もあった。

 訓練終了後、初めて参加した隊員の1人は救命胴衣が「想像以上に浮力があり、安心して活動できた」と感想を話した。講評で総括訓練指揮者の松田健司・消防救助課長は「知識はあっても、実際は違う。救助現場で今回訓練したことを生かしてほしい」と話した。

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