【運行を始めた移動スーパー=名張市鴻之台1で】

 三重県名張市は7月31日、スーパーマーケットチェーン「マックスバリュ東海」(本社・浜松市)と「地域の見守り活動に関する協定」を締結した。同社はこの日、名張市内で移動スーパーの運行を開始しており、市と連携して高齢者らの見守り活動に取り組む。

協定書を手にする北川市長(左)と鈴木執行役員=同

 協定では、同社は移動スーパーの運行中に住民の異変に気付いた場合、市へ情報提供する。同社が県内で同様の協定を結ぶのは6市町目。

 締結式で、北川裕之市長は高齢化の進展に触れた上で、「行政だけでは市民の暮らしを守り切るのは難しい。民間の力を借り、誰もが安心して暮らせるまちを作っていきたい」とあいさつ。同社の鈴木充執行役員は「地域密着経営を掲げる企業として、利便性を向上させ、コミュニティづくりにも貢献したい」と述べた。同社によると、他自治体で過去にドライバーが高齢の常連客の異変に気づき、保護につながった事例があるという。

 締結式後には市役所議会棟前で移動スーパーの出発式が開かれ、約500品目の商品を積み込んだ移動販売車が最初の巡回先へ向かった。

 移動スーパーはマックスバリュ名張店(同市蔵持町原出)を拠点に週3日、市内7地区(赤目・すずらん台・箕曲・百合が丘・桔梗が丘・薦原・美旗)と伊賀市青山地区を巡回する。購入時は商品価格に加え1点当たり税込み11円のサービス料が必要。

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