【キャンドルを手に黙とうする「さようなら原発3・11集会」の参加者たち=名張市赤目町丈六で】
東日本大震災から15年となる3月11日、三重県名張市内でも震災発生時間の午後2時46分に合わせ、犠牲者への黙とうが捧げられた。
「さようなら原発」
同市赤目町丈六の赤目ほんまもん広場では、市民団体「さようなら原発名張の会」(角谷英明会長)が震災翌年から続けてきた15回目の「さようなら原発3・11集会in名張」が開かれ、「原発再稼働反対」を訴える意見交換や写真展示などが行われた。
会場には、福島県の風景を撮り続ける写真家・飛田晋秀さんが、東京電力福島第1原発の爆発事故後の福島県双葉町、富岡町、浪江町、大熊町の様子を収めた約30点の写真などを展示。約40人の参加者らは、配られたキャンドルを手に黙とうした後、「私の子どもたちへ」(笠木透詞・曲)を一緒に歌った。
黙とう前後の意見交換では「毎年参加しているが、もう15年も経ったんだと実感する。震災や原発事故のことを、子や孫たちに伝えていくのが私たちの使命」「原発の再稼働を許すと、次に被害が出た時『あの時なぜ止めなかった』となりかねない」などの意見が聞かれた。
「三重のこころ」被災者支援活動に区切り
同市桔梗が丘1番町の桔梗が丘ヴェルージュでは、東日本大震災の被災者支援活動を展開してきた団体「三重のこころ」が活動に区切りをつける集会を開き、約40人が参加。協力企業などへの感謝状贈呈や活動を振り返る動画の上映などの後、参加者全員が黙とうした。

同団体は2011年11月から4年間、宮城、福島、岩手各県の保育施設計17か所を慰問し、忍者衣装のスタッフが子どもたちと交流。将来の夢をインタビューして撮影する活動などを展開し、14年にはNPO法人の認可を受けた。現地での活動をきっかけに考案したスポーツ「手裏輪」の普及活動も進めている。
代表の森下茂治さん(71)は「これまで協力してくださった皆さまに感謝したい。これからは、手裏輪の普及を通じて震災の記憶を風化させないよう活動していきたい」と話した。同団体は活動の締めくくりとして5月から6月にかけて東北3県の再訪を計画しており、支援した保育施設へ手裏輪のセットやDVDなどの寄贈、手裏輪大会の開催などを予定しているという。
















