【商品化された弁当を紹介する児童や地域住民ら=名張市つつじが丘北5で】

 三重県名張市立つつじが丘小学校(つつじが丘北5)の6年生が、外国料理を取り入れた弁当を考案し、企業の協力で商品化された。「お弁当を通して、地域・世界・地球とつながろう!」をテーマにした授業の一環で、3月15日まで学校近くのスーパーで期間限定販売されている。

3月1日から7日まで販売される「世界交流弁当」=同

 同小6年生は、地域にブラジル、中国、フィリピン、ベトナムにルーツを持つ住民が多いことに着目。4か国の料理をそれぞれ2品ずつ取り入れることを条件に、92人の児童一人ひとりが弁当のアイデアを出した。

 各クラスの代表計9人が2月上旬、体育館でプレゼンテーションを実施。投票の結果、「世界交流弁当」と「美味すぎワールド弁当」の2案に決定した。商品化は、「スーパーヤオヒコ名張店」(つつじが丘北5)を運営する八百彦商店(本部・奈良県王寺町)の協力で実現した。

 「世界交流弁当」は、ブラジルの軽食コシーニャと中華料理チンジャオロースを中心に、地元の名張饅頭を添えた内容。「美味すぎワールド弁当」は、ベトナムの調味料ヌクマムを使ったから揚げと、フィリピン料理アドボを盛り込んだ。いずれも児童の手書きメッセージ入りの包装紙で包まれている。

 蔦本信悟店長(55)は「子どもたちの発想力と完成度の高さに驚いた。連日午前11時ごろには完売している」と話す。プロジェクト実行委員を務めた男子児童(12)は「店頭に並ぶのを見てうれしかった。食べた人が外国の文化に目を向けるきっかけになれば」と期待を寄せた。

 販売は、「世界交流弁当」が7日まで、「美味すぎワールド弁当」が8日から15日まで。いずれも税込み538円で、1日20から24食を用意する。店内では、商品化に至らなかった他の児童のアイデアも展示している。

 同小児童が考案した弁当は、5年前にも商品化されている。

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