【(左)児童のアイデアが基になった「えみらる風弁当」(右)弁当を店頭に並べるスタッフ=名張市つつじが丘北5で】

 三重県名張市の市立つつじが丘小6年生が、栄養のバランスや盛り付けなどを考えた弁当が企業の協力で商品化され、3月1日から学校近くのスーパーで販売されている。

 同小では、コロナ禍で家庭科の調理実習ができなかった代わりに、「スーパーヤオヒコ名張店」(つつじが丘北5)を運営する八百彦商店(会社本部・奈良県王寺町)の協力を得て、授業でオリジナル弁当を児童110人が考案。2月4日に本部総菜担当、上田桂一さんの前で代表15人がアイデアを発表し、その中から実際に製造販売する1案を同社が選考した。

 商品化されたのは、ご当地キャラクターを取り入れる案が元になった「えみらる風弁当」。地区の小中学生でつくる「つつじっ子会議」が考案した地域のゆるキャラ「えみらる」がデザインされ、中にはエビフライやからあげ、だし巻き卵などをぜいたくに詰めた他、昨年の同小卒業生が4年前に大屋戸製菓(瀬古口)とコラボして作ったきな粉入り「かたやき」も入れた。ラベルには児童一人ひとりが「コロナにうち勝て」などと手書きしたメッセージが添えられている。

 同社の上田さんは「彩りや栄養バランスが良い上、地元“色”と“食”が強く出ていることが決め手となった」と話していた。

 えみらる風弁当はこの日から同店で約1週間、1日10から15食程度の限定販売で、1つ429円(税込)。店内の青果コーナーでは、他の児童たちの弁当アイデアが展示されている。

青果コーナーに貼り出された児童の弁当案=同