【2ゴールを挙げチームの開幕2連勝に貢献したFW平田(中央)=くノ一提供】

 女子サッカー・なでしこリーグ1部2節が3月26日、大阪府吹田市の万博記念競技場などで2試合あり、伊賀FCくノ一三重はスペランツァ大阪を3‐0で下し、開幕2連勝を飾った。

 先制点を決めたのは後半途中出場のFW平田ひなの。同34分にペナルティエリア内で素早い動き出しから相手ディフェンダーをかわし、背後からのパスを右足でうまく合わせてネットを揺らした。その2分後には、フリーキックの場面でFW小川志保が相手ゴールキーパーの弾いた球を押し込み、リードを広げた。

 後半アディショナルタイムにも平田が再び得点し、小川と並んで2試合連続ゴールを記録。新加入の22歳が短い出場時間の中で高い決定力を示した。

 試合後、北村隆二監督は「苦しい時間が多くあったが、全員が集中を切らさないでプレーしたからゲームをものにできた」、平田は「チームとしてもゴールが欲しい状況だったので、自分が決めて流れを変えるという強い気持ちを持ってピッチに入った」とコメントした。

 くノ一は次節の4月2日、本拠地の上野運動公園競技場(伊賀市小田町)でニッパツ横浜FCシーガルズと対戦する。

- Advertisement -