【三重県庁=津市広明町】

 三重県は5月23日、名張市13人、伊賀市12人など県内で213人(四日市市発表分34人含む)が新型コロナウイルスに感染し、70代男性1人が死亡したと発表した。県内の医療機関と特別養護老人ホームでは、それぞれ162、163例目のクラスター(感染者集団)が確認された。県内の感染者は延べ7万9764人、死者は298人となった。

 発表によると、感染者の市町別内訳は、津市53人、四日市市33人、伊勢市23人、桑名・鈴鹿市が各16人、名張市13人、伊賀市12人、松阪市11人、亀山市7人、鳥羽・志摩市が各4人、いなべ市と川越・朝日・菰野・玉城町が各3人、県外2人、木曽岬・東員・多気・明和町が各1人。

 県内の入院患者は前日から1人増の111人、重症者はゼロで、病床使用率は24%。自宅療養者は前日から178人減の3009人となった。

 クラスターが発生した医療機関では、同じ病棟に関係する職員8人と入院患者7人の計15人が検査で陽性と判明。対象者約65人への検査は終了しているという。特老ホームでは職員6人、入所者・デイサービス利用者21人の計27人が陽性と確認されており、対象者72人の検査が進められている。

 名張市の新規感染者は、10歳未満3人、10代1人、20代2人、30代3人、50代1人、60代1人、70代1人、80代1人だった。

 伊賀市は、10歳未満4人、10代1人、20代1人、30代2人、50代1人、60代1人、70代1人、80代1人だった。

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