西川玲央さん(19)

 瓦作りと屋根工事を行う1912(明治45)年創業の岩見瓦製作所(三重県名張市箕曲中村)で、技術習得に励む若手社員。「歴史に残る仕事がしたい」との思いを胸に、日々汗を流す。

【私のお気に入り】入社時に会社から支給された金づち。「多様な仕事に対応できる頼れる相棒」と大切に使い続けている。

 同市出身で、伊賀白鳳高校(伊賀市)を卒業。当初は別の業種への就職も考えていたが、同社を見学した際、職人が手掛けた寺院の鬼瓦に感動し、この道を志した。

 屋根の上での仕事は厳しい。夏は瓦の照り返しで足裏をやけどすることもあり、冬は寒さで手がかじかみ、夜露で滑りやすくなることもある。それでも、「将来自分が携わった屋根のそばを通った時に後悔しない仕事がしたい」と、真剣に仕事と向き合う。

 4月で入社2年目。「少しずつ仕事を覚えられるようになり、今はとても楽しい」と話し、「現状に満足せず、基礎をしっかり身に着けて早く会社に貢献したい」と力を込める。

 将来については、「現場での施工だけでなく、設計や製造もできるようになりたい。職人は替えが利かない分、価値のある仕事。記事を見て少しでも興味を持ってもらえたらうれしい」と語る。

 休日はサッカーやキャンプを楽しみ、服や帽子にペイントするなどデザインにも親しんでいる。

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