三重県伊賀市上野中町の上野中町商店街を涼やかな音色で彩る「風鈴おもてなし事業」が始まった。約200メートルにわたる商店街の26店舗の軒先に計約40個の鉄製風鈴が飾られており、風が吹くたびに心地よい音を響かせ、訪れる人たちを迎えている。〈YouTubeでショート動画「上野中町商店街の鉄製風鈴」(https://youtube.com/shorts/Yw5ZPwyIzXg?si=tdz1KuPnAm0EWB7B)〉
企画したのは上野中町商店会。冬に撤去した街路灯に代わり、新たな商店街の魅力づくりにつなげようと初めて実施した。
商店会長で「伊賀流忍者整体癒しの館」を営む大井秀俊さん(49)は、「SNS映えを狙うのではなく、日常の中で心が和らぐおもてなしを届けたい」と話す。安全面を考慮して鉄製風鈴を採用し、形の異なる3種類を各店舗へ配布した。
7月20日の初日から、風鈴を指さして眺める観光客の子どもや、犬の散歩をしながら音色を楽しむ通行人の姿が見られた。大井さんは「風鈴は夏の風物詩であり、縁起物でもある。音色を楽しみながら商店街を歩いてもらえれば」と期待を寄せる。
和菓子店「御菓子司おおにし」の大西彌惠さん(79)は、「風が吹くと鉄の風鈴がええ音を響かせる。涼しさを感じてもらえたら」と笑顔を見せた。
事業の期間は9月23日まで。大井さんは「店主さんたちも元気なので、音色を聴きながら商店街を楽しんでほしい」と呼び掛けた。









