【「天からの惠み」を紹介する大石社長(左)と今井さん=名張市で】

 「地域をつなぐ、お菓子でつむぐ」をコンセプトに、地元企業や団体と協力して新商品を開発する三重県名張市東田原の洋菓子店「モンパクトル」。伊賀市丸柱の「伊賀焼窯元 長谷園(長谷製陶)」とのコラボで、地元のイチゴを使った小さな土鍋で食べるわらび餅「天からの惠み」を発表した。3月26日から店頭で販売する。

天からの惠み

 地域住民に喜んでもらおうと実施する「地域応援菓」の一環。同店では国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)の考え方を推進している。

 わらび餅の販売は、仕入れ先の名張市青蓮寺のイチゴ農園から、コロナ禍で観光客が激減したことにより、余った商品を活用する相談を受けたことがきっかけ。「名張の大切な観光資源であるイチゴを使い、高級感がある特別な商品を」との思いから、長谷園の人気商品「かまどさん」のフォルムをかたどった直径約11㌢の「プチ鍋かまど」をわらび餅に併せ、新たに製作した。食べ終わった後の鍋は、直火はもちろん、電子レンジやオーブンにも使用可能で、調理用の小鍋や食器としても利用できる。

 1人前でイチゴをたっぷり7粒使用したわらび餅は、スプーンですくうととろり伸びる新感覚。さっぱりとした甘酸っぱさが特徴で、練乳やきな粉を掛けると、“味変”が楽しめるという。

 パンフレットやポスターに使うロゴのデザインは、大阪の創造社デザイン専門学校との産学協同事業で学生たちが考案。ふるさと納税の返礼品としても取り扱うそうで、地元企業の協力で商品を入れる木箱も製作した。

 モンパクトルの大石成子社長は「末永く大切にされる商品となり、地元に少しでも恩返しができれば」と話し、長谷園の今井正裕さんは「全国に多くおられるかまどさんファンにも、伊賀・名張を知ってもらうきっかけになれば」と思いを語った。

 価格は税込み5500円で、鍋なしは同856円。同社と長谷園では、同3300円で鍋のみの販売もある。

 問い合わせは同店(0120・48・6636)へ。

2022年3月12日付815号6面から

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