【三重県庁=津市広明町】

 三重県は3月12日、名張市35人、伊賀市27人を含む県内433人(四日市市発表分92人含む)が新型コロナウイルスに感染し、20代と80代の2人が死亡したと発表した。県内の感染者は延べ4万7476人、死者は259人となった。

 発表によると、感染者の市町別内訳は、四日市市93人、松阪市64人、津市63人、鈴鹿市50人、名張市35人、桑名市34人、伊賀市27人、伊勢市17人、いなべ市8人、菰野町6人、川越・東員町が各5人、亀山市と木曽岬町が各4人、志摩市と明和町が各3人、熊野市と多気町が各2人、鳥羽市と御浜・朝日・大台町が各1人、県外が3人、非公表が1人。

 県内の入院患者は前日から12人減の143人、うち重症者は1人増の8人で、病床使用率は26・8%、重症者用は15・4%。自宅療養者は前日より175人減の4170人となった。

 死亡した2人について、県はいずれも新型コロナウイルスが直接の死因ではないとしている。20代の患者は家族の同意が得られていないなどとして、性別や基礎疾患の有無など非公表。80代の患者は男性で、基礎疾患があったという。

 伊賀市の新規感染者の年代別内訳は、10歳未満4人、10代4人、20代1人、30代7人、40代3人、50代5人、60代2人、70代1人。

 名張市は、10歳未満14人、10代1人、20代3人、30代6人、40代3人、50代4人、60代3人、70代1人。

 3月6日から12日までの1週間の感染者数は、県全体では3569人と前週より402人減ったが、伊賀市は前週より25人増の230人、名張市は前週より31人増の176人で、両市とも増加傾向となっている。

 この他に県外の発表事例として、男女20人の感染も確認された。

※2022年3月12日午後5時53分追記

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