【ドロワースツールを組み立てる2 年生=伊賀市で】

販売は抽選で

 生徒たちが1年間の実習で製作した家具などが並ぶ三重県立伊賀白鳳高校(伊賀市緑ケ丘西町)建築デザイン科の「実習作品展示販売会」が、3月5日に開かれる。例年、開始と同時に多くの製品が売れるため、今年は成果を多くの人に見てもらえるよう展示時間を設け、感染対策として販売方法を先着順から抽選制に変更した。

 展示販売会は戦後間もなく、前身の上野工業学校(当時)のころに始まったとされる。生徒たちが自らデザインや部材の寸法を考えた製品もあり、必要な材料費も算出して設計図や原価計算表などは冊子にまとめている。

 昨年度に続き、新型コロナの影響で例年より作業時間は短かったが、同科の1、2、3年生がスツール、絵本棚、オープンシェルフ、カラーボックスなど計90点を仕上げた。

 ドロワースツールを作った2年の辻村颯空君は「この1年でできることが増え、昨年作ったスツールより完成度が上がったと思う。あられ組み接ぎの加工が奇麗にできているところを見てもらえたら」と来場を呼び掛けた。

 販売価格は1点1000円から3万円ほど。会場は同高体育館で、午前9時から正午まで展示し申し込みを受け付ける。午後1時に抽選結果を会場に掲示する他、学校のホームページ(http://www.igahakuho.ed.jp/)、インスタグラム(@igahakuho_highschool)にも掲載する。当選者の購入期限は同日午後3時。

 問い合わせは同高建築デザイン科(0595・21・7971)まで。

2022年2月26日付814号4面から

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