【写真展の様子=名張市で】

 鳥や昆虫、植物などの自然を楽しむ人たちの写真展「名張と周辺の自然」が2月9日まで、三重県名張市新町の観光交流施設「旧細川邸やなせ宿」で開かれている。入場無料。

 今回の展示点数は約100点で、昨年9月に同市安部田に飛来した国の特別天然記念物・コウノトリの幼鳥3羽を撮影した写真が1割ほどを占める。イナゴをパクリと口に入れる貴重な場面も紹介されている。

 他には顔の色と模様が特徴のトモエガモや、羽が透けて見えるイシガケチョウ、市天然記念物のギフチョウ、フジバカマの周りを乱舞するアサギマダラなどさまざまな写真が並ぶ。

 出展者の1人、田中豊成さん(70)は「名張も捨てたもんじゃない。身近な所に豊かな自然があることを知ってほしい」と話している。

 時間は午前9時から午後5時(最終日は午後3時)まで。月曜休館。

 問い合わせはやなせ宿(0595・62・7760)まで。

2022年1月29日付812号18、19面から

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