【要求書を手渡す稲森市長(左)=伊賀市役所で】

 三重県伊賀市の稲森稔尚市長は4月27日、市営住宅の不適切な管理を検証し是正する目的で、地方自治法に基づく市長権限による事務の執行状況を対象にした監査要求書を市の監査委員に提出した。

 市営住宅の不適正な管理を巡っては、市側が今月21日の市議会議員全員協議会で明らかにした。規定する条例がない駐車場料金を入居者から徴収していた他、施設管理では市の許可なく住宅を増改築、退去後の車庫や物干しなど残置物の問題、入居者管理では入居要件の不備や家賃滞納などの問題が長期間に及んでおり、事務手続きや執行管理が適正に処理されているかの検証が必要だと説明していた。

 要求書の提出後、稲森市長は岡森正人・代表監査委員と議会選出の山口康子監査委員に「行政としての住宅管理の公平性と透明性を速やかに取り戻していく必要があり、旧態然とした組織文化を改めなければならないと考えている」と伝えた。

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