【舞の練習に取り組む子どもたち(提供写真)】

 三重県名張市夏見の国史跡・夏見廃寺跡で4月4日、「ひめみこ春まつり」(隠 夏見ひめぼたるプロジェクト主催)が開かれる。子どもたちによる創作舞「ひめみこの舞」が初披露される。

 夏見廃寺は、天武天皇の皇女で初代斎王の大来皇女(おおくのひめみこ)の発願で建立された「昌福寺」に当たるとされる。昨年、建立1300年の節目を迎え、名張の歴史と文化を後世に伝えようと舞の創作が企画された。

 舞を披露するのは、名張市を中心とする小学1年から高校1年までの15人。昨年のオーディションで選ばれ、8月から月2回の練習を重ねてきた。

 舞は、元伊勢神宮雅楽部副楽長の岡茂男さんが指導を務め、「世界平和」「名張繁栄」「子どもたちの幸せな未来」への願いを込めて創作された。大来皇女が弟の大津皇子をしのんで詠んだ和歌「礒の上に生(お)ふる馬酔木(あしび)を手折(たお)らめど見すべき君が在りといはなくに」をプロジェクト会員らが合唱し、琴や笛による雅楽の調べに合わせて舞う。衣装は天女の羽衣をイメージし、伊勢木綿を使って仕立てた。

 同廃寺跡で午前10時から正午まで、3部構成で披露される。午後2時45分からは、名張桜まつりのメインステージでも15人全員による舞が予定されている。

 当日は協賛金(500円以上)を納めた来場者に、先着で「ひめぼたる昌福餅300個(お抹茶付きは限定150個)」が振る舞われる。

 プロジェクト代表の名谷快子さん(66)は「今後も舞を通して、名張の歴史的遺産を後世に伝え続けていきたい」と話した。

 問い合わせは名谷さん(090・8137・5924)へ。

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