【市議会全員協議会で監査要求する方針を伝えた稲森市長=伊賀市四十九町で】
三重県伊賀市は4月21日、市営住宅川合団地(同市田中)が建設された2005年当時から規定する条例がない駐車場料金を入居者から徴収していたと明らかにした。6月の市議会本会議に関連条例議案と返還金約180万円を盛り込んだ補正予算案を提出する。
市住宅政策課によると、同団地は05年と09年に建てられた2棟計18戸で、1戸に駐車場1区画の使用を許可し、使用料として月額2千円を徴収していた。今月に入って職員が市営住宅の管理面で課題を洗い出すなか、条例が整備されていないことに気付いた。91年に建築され、40か所ある市営住宅で唯一制定している松尾団地(同市柏尾)の駐車場に関する条例を参考に20年以上管理していたとみられる。
市は返還金について、自治体が管理する「公の施設」の使用許可や使用料の法的性質について判断した最高裁の判決に基づき、「公法上の債務」であると判断し、消滅時効の発生しない最大5年間分(1人で最大12万円)を遡って返還すると説明した。対象は22人いるといい、入居者が引き続き駐車場が使用できるよう、当面の間は行政財産の目的外使用許可に切り替えて対応する。
この日あった市議会議員全員協議会での説明で、同課は「今回の駐車場使用料の違法な徴収で市民の皆さまに多大なご迷惑をおかけしましたことに対しまして、お詫び申し上げます」と謝罪。近日中にも対象者らに文書や対面で説明するとした。稲森稔尚市長は4月中にも市営住宅の管理事務を対象にした監査を要求する考えを示した。
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