「昔から受け継がれてきた伝統的な模様。今でも新鮮な魅力がある」。手芸が好きな三重県名張市在住の会社員、吉住早織さん(39)は5年ほど前から、青森県津軽地方が発祥とされる「こぎん刺し」の小物を手作りし、温もりの感じられるペンケースや大小のポーチなどを地元のイベントなどで販売している。
フランス刺しゅうや、ミシンで作る布小物などをたしなんできた吉住さんは、SNSでこぎん刺しの作品を目にし、「すてきだな。やってみたい」と思い、本を見て自分なりに作り始めた。最初は、刺す目を間違えてしまい、後から気が付いてその場所までほどかなければならなかったこともあったという。
厳しく長い冬を少しでも快適に過ごせるようにと生み出され、受け継がれてきたこぎん刺しは、一般的に荒い目の麻布と太い糸を組み合わせるが、吉住さんは、やや細かめの麻布と細めの糸で刺していく。繊細な幾何学模様がびっしりと連なっていくのが特徴で、手のひらサイズのポーチ1点でも完成までに3、4日はかかるそうだ。
「伝統的な模様を組み合わせ、オリジナルの模様をひと針ひと針丁寧に刺している」と語る吉住さんは「今後は手提げかばんなど大きな作品にも挑戦したい」と意欲的だ。
4月19日に名張市南町の名張産業振興センター・アスピアで開かれるイベント「う・ふ・ふ手づくり大好き市」に出品予定で、自身のインスタグラム(@kutoa_kutoa)では作品を紹介している。
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