【旧細川邸やなせ宿=名張市新町(2025年11月撮影)】

 三重県名張市は4月13日、同市新町の「旧細川邸やなせ宿」を利活用する事業提案者を選定したと発表した。提案者による施設改修を経て、来年4月までの事業開始を目指す。

 やなせ宿は、初瀬街道に面して幕末から明治初期に建てられた町家「旧細川家住宅」を活用した施設で、2008年に開館。主屋や蔵などが国の登録有形文化財になっている。開館以来、地域住民らでつくる運営協議会が市の委託を受け、市の観光交流施設として管理運営を行ってきたが、入館者数の減少を受けて運営方法を見直すことになり、今年4月から休館している。

 最優秀提案者に決まったのは「なばりまちづくり共同体」。コンサルタント会社「ランドブレイン」(本社・東京都)、建設会社「丸栄建設」(名張市松崎町)、ケーブルテレビ局「アドバンスコープ」(同市箕曲中村)、一般社団法人「つなぐ」(同市元町)の4法人で構成している。提案資料によると、宿泊機能を備えた「地域経営拠点」を目指すとという。

 公募は2月10日から3月25日まで実施し、応募は1者のみだった。事業開始後の貸付料は月額12万円(29年度末までは半額)。事業者は、貸付期間を8年間と提案している。

 市は、市議会6月定例議会で関係条例の改正案を提出する予定。

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