【定例会見で新たな返礼品について説明する岡本市長=伊賀市四十九町で】

 三重県伊賀市の岡本栄市長は6月8日の定例会見で、ふるさと応援寄附金(ふるさと納税)の新たな返礼品として、「伊賀牛1頭分」(約260キロ、寄付額1000万円)、「伊賀とよさ豚1頭分」(約45キロ、同33万4000円)を5月18日に追加したと発表した。同市が設定している返礼品約450種類の中では最高額で、岡本市長は「シティプロモーションや畜産振興につながれば」と期待を寄せた。

 市地域創生課によると、提供元は食肉加工や業務用食品卸売などを主事業とする森永食品クック(本社・同市上野車坂町)。申し込みから最長1年の期間内に分割して受け取ることが可能で、1頭分の半分(約130キロ、同533万4000円)のコースもある。2022年度の伊賀市へのふるさと納税寄付額は約6億4000万円で、そのうちステーキ肉やすき焼き肉など伊賀牛が約19%を占めている。県内では既に、松阪市が松阪牛1頭分を寄付額1500万円で、名張市が伊賀牛1頭分を同1100万円で募集している。

 寄付の申し込みは、「ふるさとチョイス」「さとふる」「ふるなび」などの納税サイト、同市のホームページで受け付けている。

 問い合わせは市地域創生課(0595・22・9623)まで。

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