【市役所に展示している新中学制服のサンプル=伊賀市四十九町】

 三重県伊賀市立中学校の新しいブレザー型標準制服を決めるウェブ投票が始まった。期間は5月10日まで。3つのタイプから選択し、採用した中学校では来春の新入生から新制服を着用する。

 実施するのは昨年7月に設置した校長会と教員、保護者、教育委員会、地域の代表者9人で構成する検討委員会。投票の対象者は、2年前にブレザー型の制服を導入した上野南中を除く、9中学校区の小学5、6年とその保護者、現中学1年から3年とその保護者、教職員の計約6700人。結果の公表は5月下旬の予定。

 市教委によると、新制服の導入は検討委で話し合いを重ねて「性差にこだわらない多様性への対応」などに配慮したという。6年間の移行期間は現行制服の詰襟、セーラー、襟なしブレザーも着用できる。

 候補のブレザーはタイプAが濃紺色で、タイプBとCは明るい紺色。スラックスとスカートは3タイプともに色がグレーで、チェック(格子)柄がそれぞれ異なり、生徒がスラックスまたはスカートを選択する。

 投票ではボタンの統一デザインも4種類から1つを選択。ネクタイとリボンの採用、色、デザインは、決定後に各校の意向を確認しながら決める。投票期間中、新制服のサンプルは市役所1階に展示。対象の小中学校でも巡回展示している。

2023年4月22日付842号23面から

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