【ドリブルで突破を試みるくノ一のFW沖野くれあ(中央)=東員町で】

 女子サッカー・なでしこリーグ1部の伊賀FCくノ一三重は10月2日、東員町の朝日ガスエナジー東員スタジアムでスフィーダ世田谷FCと対戦し、1‐2で敗れた。今季終盤の首位決戦で黒星を喫したくノ一は自力優勝の可能性が消滅した。

 直近2試合は引き分けのくノ一。前節の結果、S世田谷に得失点差で首位の座を奪われていた。この日は開始5分にカウンターからあっさり先制を許すと、35分にもPKでリードを広げられた。

 2点を追う後半は、前半よりも多くのチャンスを作るも、ゴールはDF常田菜那が5分に混戦から押し込んで決めた1点のみ。連覇がかかった大事な一戦で痛い敗戦となった。

 試合後、草木克洋監督は「もう1点が遠かった。残り2試合、最後の最後まで諦めずに優勝を目指してやっていく」と話した。

 9日の次節対バニーズ群馬FCホワイトスターはホーム最終戦で「市民感謝デー」として伊賀・名張両市の在住者を無料招待する。会場は伊賀市小田町の上野運動公園競技場。

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