【過去のコンサートの様子】

3年ぶりコンサートへ 参加募る

 混声合唱団「名張第九を歌う会」が、3年ぶりに開催を予定している「第30回記念市民コンサート 第九」に出演する合唱メンバーを募集するため、6月4日午後7時から三重県名張市丸之内の総合福祉センターふれあいで「第九体験会」を開催する。参加無料。

 体験会では、ベートーベンが作曲した「第九」の魅力を体感してもらうため、コンサートの模様をDVDで鑑賞し、「喜びの歌」を現メンバーと合唱する。原語(ドイツ語)で歌うが、歌詞はふりがな付きで、メンバーになるとパート別に練習用CDを貸し出すため、初心者でも安心して練習できるという。

 今年で発足32年目を迎える同会は、毎年12月に同市松崎町のadsホールでコンサートを開いてきたが、新型コロナの影響で、ここ2年間は開催できていない。3月になって現メンバー57人のうち有志20人が、発声練習を兼ねて混声合唱曲の練習を始めた。

 本格的な練習は、体験会翌週の6月11日から毎週土曜午後7時から約2時間、同センターで。12月18日の本番の舞台では、オーケストラと共演し、歓喜の声を響かせる。

 合唱指導は全日本合唱連盟監事の羽根功二さんと声楽家の藤原靖子さん。ピアノ伴奏は桂富佐さん。

 同会代表の松岡寿夫さんは「長引くコロナの閉塞(へいそく)感の中、ようやく明かりが見えてきた今、『喜びの歌』で未来を切り開くメッセージとしたい」と話し、体験会への参加を呼び掛けている。

 体験会の参加希望者は事前に事務局の山田さん(090・7045・3383)へ申し込む。

2022年5月14日付819号22面から

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