【ボールを打った直後に駆け出すスピードゴルフ参加者たち=伊賀市比土で】

 ゴルフコースをいかに早く少ない打数で回れるかを競う「スピードゴルフ」の大会が4月8日、三重県伊賀市比土の伊賀ゴルフコースで開かれた。参加者は「打つ」「走る」をノンストップで繰り返し、集中力に加えて体力や瞬時の判断力も求められるハードなゴルフで汗を流した。

 主催者の日本スピードゴルフ協会(東京都)によると、競技は米国発祥で、国内では2014年から大会が開かれている。県内では今回が初開催だという。

 18ホールの打数と回り終えた時間の合計で競うルールで、参加者はクラブを7本まで持つことが可能。4分間隔で1人ずつスタートし、途中で前のプレーヤーを追い抜くこともできる。

 この日は、東北から関西までの各地から21人が参加し、半袖半ズボン姿の人も複数見られた。ボールを打っては行方を追いながら全力疾走し、パッティングではクラブケースを持ちながら利き手1本で打つ人もいた。

 打数77、48分17秒でゴールし、この日のベストスコアとなった名古屋市のゴルフコーチ、新本達也さん(36)は「ゴルフとランニングが合わさった競技で、どちらかが苦手でも作戦を立てて楽しめるのが魅力。すごくアップダウンの多いコースだったので疲れたが、満足できる結果だった」と話していた。

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