【自身の作品を手にする花岡さん=伊賀市で】

 三重県伊賀市出身で大阪府東大阪市在住の画家、花岡洋三さん(72)の伊賀地域では初めての個展「FRAGMENTS OF THE SELF」が、6月11から15日まで、伊賀市西明寺の市文化会館で開かれる。伊賀市文化都市協会主催。

 5年前に亡くなった同市予野の画家、森中喬章さんに7歳より師事。11歳で関西美術文化展に初入選以降、毎年入選。2000年には美術文化協会会員に推挙され、現在は関西美術文化協会の事務局を務めている。

 また、同市の市展の審査員も務めるなど地元を離れてからも交流を続けており、市に6点、市文化都市協会に16点の作品を寄贈している。

 個展は寄贈記念も兼ね、市などに寄贈した計22点が展示される。いずれも美術文化協会の作品展に09年から18年まで毎年出展していた作品で、100号サイズの大作ばかり。連作した200号の作品もあるという。

 「親しくしている同級生も居て、よく訪れているので、地元と離れている気分はまったくない2拠点生活の感覚」と花岡さん。「今まで、風景に、宇宙に、地球に感じる物を、創作で描いてきた。僕の集大成なので、見に来ていただけたらうれしい」と話している。

 時間は午前9時から午後5時(最終日同4時)まで。入場無料。

 問い合わせは伊賀市文化都市協会(0595・22・0511)まで。

- Advertisement -