【輪島朝市通りで活動する緊急消防援助隊=伊賀市消防本部提供】

 能登半島地震の緊急消防援助隊として石川県輪島市に派遣されていた伊賀市消防本部の1次隊が1月15日、同市役所で帰隊報告をした。活動期間は11日から3日間で、安否不明者検索活動や救急などの業務に当たった。

 1次派遣隊は計15人。10日午前4時に出発し、正午の到着予定だったが、石川県内での渋滞で15時間後の午後7時になった。帰着報告は隊長を務めた伊賀消防署島ヶ原分署長の川合宏典・消防司令(50)ら3人が出席した。

 消火隊の8人は輪島市河合町(輪島朝市通り周辺)で全焼した民家など4棟で安否不明者捜索活動に従事した。川合隊長は「隊員たちが全焼した建物を丁寧に掘り返し、活動した。できるだけ遺品や思い出の品物を残すようにした」と現場の写真を示しながら説明した。

 救急隊の3人は避難所から感染症の疑いや持病の悪化を訴える高齢者3人を市立輪島病院に搬送した。後方支援隊の4人は三重県大隊(52隊175人)の宿営地になっている市内のホームセンター駐車場で施設管理や衛生班などを担当。川合隊長は「エアーテントは室温が最低で1度。結露や吹き込んでくる雨水を常に取り除かないといけなかった」と振り返った。

 13日に出発した2次派遣隊は16日に帰着し、3次派遣隊が16日に輪島市に向かう。市上下水道部からも16日から31日まで、1次、2次隊として計4人の職員を石川県内に派遣し、被災した農業集落排水施設の災害対策応援としてマンホールの隆起や破断の調査を行う。

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