三重県伊賀市は5月16日、条例に基づき岡本栄市長(72)が提出した資産などの報告書を公開した。閲覧場所は同市四十九町の市役所4階にある秘書広報課広聴広報係で、時間は平日午前8時30分から午後5時15分まで。

 岡本市長が2023年中に取得した新たな資産は美術工芸品の書「九月二十八日付珍夕宛芭蕉書簡」の1点。本紙の大きさは縦15・5センチ、横48センチ。取得額が100万円を超えるものに限り、公開の対象と条例で定めている。

 市によると、松尾芭蕉(1644‐94)が近江の門人珍夕に宛てた手紙とされ、江戸に帰る日に世話になった近江の人への別れのあいさつが記されているという。内容から元禄4(1961)年と考えられるとしているが、手紙には書いた年が明記されていない。

 他に所有する美術工芸品は彫刻2点、絵画8点、陶器1点、金工1点、その他(考古)1点の計13点。不動産は同市の上野池町と生琉里に7筆計約2772平方メートル(23年1月1日現在の固定資産税課税標準額約778万円)、自宅などの建物計5棟約391平方メートル(同約1236万円)。有価証券は伊賀上野ケーブルテレビの5株(計25万円)で、預貯金や貸付金、借入金はいずれもゼロ円だった。

 23年分の所得は、給与が1304万4680円。年金など雑所得は218万9568円だった。

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