【110番通報を模擬体験する山森さん(左)と活動に参加した署員=名張市下比奈知で】

 三重県警名張署は「110番の日」の1月10日、名張市下比奈知のMEGAドン・キホーテUNY名張店前で緊急通報の適正な利用を呼び掛ける啓発活動を行った。

 この日、「110番は緊急通報専用の電話です」と書かれた案内や反射たすきなどの啓発物品が入ったセットを110個用意。署員4人が「今日は110番の日です」などと呼び掛けながら、買い物客らに配布した。

 模擬110通報の体験もあり、足を止めた人が警察の携帯電話を使って挑戦。駐車場で当て逃げ事故に遭った想定で県警の110番センター(津市)へ実際に電話をかけ、「けがをしていますか?逃げた車の特徴は?」など、センターの警察官の問いに答えて状況を説明した。

 初めて110番通報を体験したという同市長瀬の山森千鶴代さん(72)は「実際にあったら落ち着いていられないと思うが、あった時は今日の体験を生かしたい」と話した。

 同署によると、2023年中に県内で受けた110番通報の総件数は約11万件。このうち事故など交通関係が最も多く約40%で、問い合わせや相談など緊急の用件ではないものも約15%を占めた。

 緊急を要さない110番通報には「近所の人と仲が良くないがどうしたらいい?」や「免許証の更新はどうしたらいい?」といったものもあったという。

 同署の池田敏郎地域課長は「緊急の事件事故は110番だが、そうではない相談は最寄りの警察署や警察安全相談電話『#9110』または『059・224・9110』をご利用ください」と呼び掛けた。

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