【珠玖さん】

 趣味で折り鶴や水引など「和」のアクセサリーを作っている名張市桔梗が丘7の珠玖恵実子さん(47)は、1年半ほど前から「笑ん結び」の屋号で、伊賀地域のイベント会場などで出品している。

 10年ほど前、長女が作っていたビーズのストラップなどを見て「一緒に何か作れたら」と思ったのがきっかけ。折り鶴は一般的な折り紙サイズではなく、3・7センチ四方のミニサイズで、今は友禅和紙を使用。完成すると樹脂でコーティングし、専用の金具を付けてピアスなどのアクセサリーに仕立てる。

 水引は7年ほど前に見かけて「可愛い」と思い、作品の幅を広げようと始めた。最初は材料のセット品を購入していたが、その後は専門書などで技法を学び、イヤリング、ブックマーカー、ストラップ、帯留めなどを作っていった。

 「小さなものは1時間以内に作れるけれど、思った通りの形にならない時もあって難しい」と話す珠玖さんは「注文の品がリクエスト通りに奇麗に仕上がり、喜んでもらえるとうれしい。これからも楽しんで作りたい。ぜひ手に取ってみて」と話した。

 珠玖さんは、プラント伊賀店(伊賀市ゆめが丘1)で毎月第1日曜に開かれている手づくり市&フリーマーケット「いがコミ!」に参加しており、12月3日にはクリスマスや正月に向けての水引リース、アクセサリー類、和服に似合う髪飾りなどを用意しているという。インスタグラム(@shu.emi)でも作品を紹介している。

2023年11月25日付856号16面から

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