三重県伊賀市教育委員会は5月1日、同市西条の「いがっこ給食センター元気」で調理したハンバーグに直径約1・5センチ、厚さ2、3ミリの丸い樹脂製部品が混入した可能性があったため、非常用に備蓄していたレトルトカレーを代替の献立として提供したと発表した。

 市教委によると、同日午前11時15分ごろ、給食調理などを行っている「伊賀学校給食サービス」からハンバーグの調理で使った成型機を洗浄するために分解したところ、部品の紛失が発覚したと報告を受けたという。同センターでは市内の18小学校のうち12校の計約2000人に給食を提供している。

 既に配送していたハンバーグは児童らに提供されず、同センターが回収。紛失した部品は保温しながら運搬するための食缶の中から見つかったという。

 同センターは、保護者に学校を通じてお詫びの文書を配布。業者に対してはより細やかな点検と確認の徹底を求めた。

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