【全国大会に出場する竹森さん(左)と遠宮さん=伊賀市役所で】

 三重県内各地から選手が集まる中学女子野球チーム「三重高虎ガールズ」の一員、伊賀市立緑ヶ丘中3年の竹森咲良さん(14)と城東中2年の遠宮空さん(14)が、8月に東京と京都で開かれる2つの全国大会に出場する。7月21日に同市の岡本栄市長を表敬訪問し、大会に向けて全力プレーを誓った。

 同チームが東海代表として出場する、8月6日からの「第20回全日本女子軟式野球学生選手権大会」(主催・全日本女子軟式野球連盟)中高生の部は、4、5月に東海3県の8チームでリーグ戦を行い、三重高虎ガールズが全勝優勝で出場権を獲得。また、8月18日から京都市内で開かれる「第7回全日本中学女子軟式野球大会」(主催・全日本軟式野球連盟)には県予選を勝利し、県代表として出場する。

 東京での大会は過去2年、新型コロナの影響で中止になっており、3年ぶりの開催で、同チームの最高成績は準優勝。京都での大会は、昨年は新型コロナの影響で中止となり、同チームは10月に代替大会で優勝(決勝戦中止に伴う2チーム優勝)している。

 北勢から南勢まで計24人が在籍する同チームは、週末を中心に津、鈴鹿市内で活動し、2人も家族の送迎で練習に通う。「後輩たちの見本になるよう、どんな場面でも笑顔でいるように」と心掛けてきた竹森さんは、一塁手として2年時から打撃の中軸を担ってきた。大会に向けては「中学最後の大会なので、全力でプレーし、日本一を取って帰りたい」、レギュラー入りを狙う遠宮さんは「1つでも多く勝てるよう全力で頑張りたい」と、それぞれ抱負を語った。

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