【校庭で実った桃を収穫する児童=名張市夏見で】

 三重県名張市夏見の市立箕曲小の6年生14人が7月1日、校庭で育った桃を収穫した。地域のボランティアの指導のもと、一つひとつ慎重にもぎ、100個近くがかごや箱の中に並んだ。

児童たちが収穫した桃=同

 収穫した桃は早生品種で、5月31日に袋掛けしたうちの一部。雨が少なかった影響で小ぶりながら、日差しを受けてしっかり熟しているという。袋掛けの後、獣害対策のネットが設置されていたが、それでも若干はアライグマやハクビシンによるとみられる被害があった。残りの桃は、夏休み前に収穫する予定。

 作業を体験した國森恵太君(12)は「状態良く採れた時はうれしかった。食べるのが楽しみ」と笑顔を見せた。指導した生田茂夫さんは「収穫を通して、自然の恵みのありがたさを感じてもらえたら」と話していた。

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