【(左写真)座り込む親猿(右写真)赤ちゃん猿を抱いて移動する親猿(読者提供動画より)】
三重県名張市北西部の市街地で7月1日から3日にかけて、野生の親子猿の目撃が相次いでいる。2日には、小学生の女児が猿に追われる事案もあった。市の担当者は「見かけても刺激したり近付いたりせず、静かにその場を離れてほしい」と注意を呼び掛けている。〈YouTubeでショート動画(https://youtube.com/shorts/Z2NZ3E-jysc)〉
市によると、1日から3日朝までに市役所へ約10件の目撃情報が寄せられ、いずれも同じ猿とみられる。1日は大屋戸付近、2日は東町、朝日町、南町、3日は松崎町、丸之内などで目撃されており、これまで猿の出没がみられなかった市街地を移動しているようだ。
名張署によると、2日午後4時30分ごろ、朝日町の住宅街の駐車場で小学生の女児が猿数匹を目撃し、そのうち1匹が女児の方へ向かってきたため、女児は走ってその場を離れた。猿との接触はなく、けがもなかった。
YOU読者が2日午後5時30分ごろに朝日町の朝日公園(愛称・SNKあさひ公園)前で撮影した動画には、公園周囲の石垣上を移動する親猿2匹と赤ちゃん猿1匹の姿が映っていた。
一般的に、ニホンザルは春から初夏にかけて出産・子育ての時期を迎え、子猿を連れた母猿は警戒心が高まり、人や犬などが近づくと威嚇や防衛行動を取ることがあるという。
「はぐれ」の猿 今春から目撃相次ぐ
同市内では、南部や西部の山間部などを行動域とする野生のニホンザルの2つの群れが確認されていた。一方、今春ごろからは群れから離れて行動する「はぐれ」と呼ばれる別の猿2匹が北部の市街地で目撃されるようになり、5月下旬には桔梗が丘西2番町で電線上を渡る様子も確認されていた。
住宅地への猿の出没は、市環境対策室(0595・63・7492)、農作物被害は市農林資源室(0595・63・7625)で相談を受け付けている。
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