【クリニックの外観(一部加工)】
桔梗が丘に6月1日開院
三重県名張市桔梗が丘8番町に6月1日、小児科・アレルギー科の「あずまキッズandアレルギークリニック」が開院する。医療法人健文会が運営し、総投資額は約2億円。デジタル技術と専門医療を融合した新たな地域医療を目指す。

院長を務める東範彦医師(46)は同市出身。日本医科大学医学部を卒業後、東京女子医科大学足立医療センターなどで約20年にわたり最前線の現場に身を置いてきた。医学博士であり、日本小児科学会認定小児科指導医・専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医などの資格を持つ。2019年からは父親が院長を務める東整形外科内で週1回の小児科・アレルギー外来を担当し、東京と名張を行き来。地域医療のニーズの大きさを実感し、開院を決意した。
近年多いというのが、仕事や子育てで忙しい保護者が通院を途中でやめてしまう現実だ。そんな受診のハードルを下げるために力を入れたのが、スマートフォンを使った仕組みづくりだった。ウェブで予約・問診・受付・会計まで一括して行えるため、窓口での手続きや待ち時間が短縮。小さな子どもを抱えながら受付票を記入したり、混んだ待合室で順番を待ったりする負担が軽くなる。通院が難しい慢性疾患の患者にはオンライン診療も組み合わせ、治療が途切れないよう工夫する。
更に、クリニック独自に開発したアプリ「ププノート」も導入する。子どもの体温や症状、肌の状態などを写真や動画とともに記録でき、リアルタイムに医師も確認できる。子どもの病気に関する説明コンテンツも内蔵している。
子育て不安に寄り添う
同クリニックは、大きく3つの柱で成り立つ。
1つ目は、乳幼児健診や予防接種など、赤ちゃんのころからかかりつけ医として関わる日常診療だ。
2つ目は、子どもから大人まで対応するアレルギー専門診療。ぜんそくの治療では、息を吹き込むだけで気道の炎症具合を数値で測れる専用機器を導入した。食物アレルギーの検査では、実際に食べて安全かどうかを確かめる「経口負荷試験」にも対応する。都市部の病院でしか対応していないような専門診療が、名張で受けられるようになる。
3つ目は感染症外来で、患者ごとに個室で待機できる設計とした。インフルエンザや新型コロナなど15種類を約15分で診断できる機器も導入。レントゲンも備え、肺炎の早期発見に対応する。
スタッフは、看護師や医療事務など約10人を配置し、看護師のうち3人は助産師資格を持つ。育児相談にも対応し、保護者の産後の不安にも寄り添う。
地域への関わりはクリニックの外にも広がる。市内の保育施設や学校などへの出張講習会を開く他、ぜんそく・アトピー・食物アレルギー・出産前のパパママ教室・母乳育児など、月1回程度のテーマ別勉強会を患者向けに開く予定だ。
月2回 日曜診療も
部活動や仕事で平日に来院しにくい子どもや保護者のために、月2回、第1、第3日曜にも診察を行う。
新設する建物は木造平屋建てで、敷地約700平方メートル、建物の広さは約250平方メートル。東整形外科と道路を挟んで隣にある。グレーを基調としたシックな内装が特徴で、子どもから大人まで過ごしやすい空間づくりを目指す。
東医師は「目の前の患者さんだけでなく、地域の子育て全体を見ていきたい。スタッフみんなで思いやりのある温かいクリニックにしたい」と思いを語った。
開院に先立ち、5月23、24日の午前10時から午後4時まで内覧会がある。

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