【手術入院を終えたみなみ=名張市で】

 三重県でタウン紙を発行するユー(本社・名張市南町)で暮らす黒猫の「みなみ」(11才、雄)。尻尾にできた腫瘤(しゅりゅう)の摘出手術のため初めて入院し、2月2日に退院した。則近優一社長は「ペットに異変を感じたら、まず動物病院の受診を」と話す。

 みなみは本社1階の社長室で、トラ柄猫の「ジョージ」(10才、雄)と一緒に暮らしている。“スーパー猫の日”と言われた2022年2月22日には、一日社長、一日編集長をそれぞれ務めた。

初めての手術入院前日のみなみ。尻尾には腫瘤がある=名張市南町で

 「何かある、おかしい」。日頃から世話をしている則近社長が、みなみの尻尾に異変を感じた。しばらく様子を見ていたが、次第に尻尾の先端付近が固く腫れ、どんどん大きくなり、ついにはビー玉ほどの大きさになってしまった。

 市内の動物病院を受診したところ、手術をすることに。全身麻酔に備えて絶食をしてから、1泊2日の入院をした。社長室から姿を消したみなみに、“友だち”のジョージは普段よりも寂しそうな様子を見せた。

みなみが不在で寂しそうなジョージ=同

 2日の夕方、則近社長と記者がみなみを迎えに行った。獣医師は、尾脂腺の腫瘤(しりゅう)と診断。摘出したこぶの大きさは直径2・5センチあり、念のために病理検査に送ることにした。

 帰社したみなみは、真っ先にジョージの元へ。元気な様子に、社員たちほっと胸をなでおろした。

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