【センターの職員(右)に作品を手渡す生徒=名張市美旗町南西原で】

 三重県立特別支援学校伊賀つばさ学園の中学部に通う生徒3人が作る貼り絵が、同学園近くの美旗市民センター(名張市美旗町南西原)1階ロビーの壁に展示されている。

 同学園の中学部A組では、授業で作った制作物を地元の市民センターに展示する活動に取り組んでいる。子どもたちに地域とのつながりを持ってもらおうと、2022年に続き2回目の実施となった。

 作品は縦35センチ、横50センチほどで、型抜きパンチでくり抜いた色紙を貼り付け、コスモス畑に赤とんぼが飛んでいる風景を表現した。

 今年12月上旬、同センターを訪れた生徒たちが作品を手渡すと、センター職員は「地味だった壁が一気に華やかになった」と喜んでいた。中学部の担当教諭は「子どもたちが一生懸命に作ったので、地域の皆さんに見に来てほしい」と呼び掛けた。

 作品は、新たな展示物が飾られるまでしばらくは見られる。展示スペースには11月に3人が作ったハーブを布で包んだ香り玉もある。

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