【ジャンプ技を見せる瀧永さん=名張市鴻之台1で】

 新潟県村上市で10月28、29日に開かれるスケートボードの「AJSA全日本アマチュア選手権大会」に、三重県名張市立桔梗が丘中3年の瀧永遥句さん(14)が出場する。プロへの登竜門の大会で、18日に中村岳彦副市長を表敬訪問し、意気込みを語った。

選手権大会に向け意気込む瀧永さん=同

 瀧永さんは小学3年でスケートボードを始めた。6年の時には、小学生以下のスケートボード全国大会で優勝を経験した。

 中学に入ってからは、街の風景を再現したコースで行われる競技「ストリート」に注力。平日は市内、土日は大阪の施設に通って練習に励んでいる。得意技は、ボードを縦に1回転させ、手すりをまたいで後ろ向きに滑る「キックフリップバックサイドリップスライド」だという。

 今年4月から9月に開かれた「関西アマチュアサーキット」で上位に入り、2年連続で選手権大会への切符をつかんだ。ミスで上位に入れなかった前回の悔しさを胸に1年間、技の難易度や精度を上げてきたという。

 市役所を訪れた瀧永さんは、競技の魅力について「技を決めた時の盛り上がりが好き」と話す。選手権大会では、プロとして認められる上位8位に入るのが目標で、優勝も目指している。将来の夢は「世界大会で優勝すること」と大きく語る。

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