三重県伊賀市教育委員会は7月31日、小学6年と中学3年に実施した全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を公表した。同市では全国の平均正答率と比べ、小学校が国語と算数とも上回り、中学校が国語と数学、英語全てで下回った。
4月18日実施の全国学力テストは同市内で小6の591人、中3の620人がそれぞれ受けた。結果は小6が国語69%(全国67・2%)、算数65%(62・5%)。中3が国語68%(69・8%)、数学50%(51・0%)、英語43%(45・6%)だった。市の平均正答率は文部科学省から提供された、小数点以下を四捨五入した「整数値」を公表している。
市教委は結果について、小学校は「復習の時間をとるなど学力の定着に力を入れた取り組みの成果が出た」、中学校は「国語と数学は昨年度と同じ状況。英語は前回実施された2019年度より向上したが、全国平均を下回った。学習した内容の定着ができていないことに課題があると考えている」と説明した。
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