【トレーディングカードの仕分け作業の様子=名張市夏見で】

 トレーディングカード(トレカ)事業などを手掛けるネクスト・ワン(髙田雅之社長)(本社・三重県名張市夏見)が、障害福祉分野に新規参入する。12月には同市希央台5の複合コミュニティ施設「ナバリエ」2階に就労継続支援B型事業所を立ち上げ、トレカ事業と障害者の就労支援を連携させる計画だ。

展望を話す丹下常務

 トレカ業界は極めて好調だ。同社の丹下剛一常務(48)によると、国内の市場規模は、人気のポケモンカードやワンピースカードの登場などで過去最高となっている。トレカ事業を主軸に据える同社も、今期の売り上げが過去最高を更新する見込みだという。

 同社は10年前に障害者雇用を始め、障害のあるなしに関わらず、活躍できる社風を育んできた。現在は従業員約160人のうち障害者手帳を持つ人が5人勤務している。更に活躍の場を広げようと、宮城県の会社を参考に、昨年から新規参入に向けた準備を進めてきた。

 新事業所は「仕事を楽しむ」にちなみ「ゴトシム」と名付け、子会社の「ネクストワンサポート」が運営する。定員は最大20人で、トレカの仕分けやカード情報のパソコン入力作業など、利用者のスキルや目標に応じた就労訓練を提供する。将来的には、ゲーム対戦競技「eスポーツ」を活用した就労訓練も採り入れたいという。

 丹下常務は「スタッフが楽しく働けなければ、お客さまに楽しさを提供できない。新事業所では単純作業だけではなく、事業所を利用する人の特性を生かし、さまざまな仕事に楽しく挑戦してもらいたい。デジタルに強い人材も育て、ゆくゆくは直接雇用にもつなげていけたら」と話した。

2022年11月5日付831号6面から

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