伊賀市議会9月定例会は最終日の30日、PFI方式による「にぎわい忍者回廊整備」の事業契約議案を賛成多数で可決した。契約金額は今後20年間で税込み計約64億1900万円に上る。岡本栄市長は閉会後、「いよいよ今日から始まる。これから市民と事業者としっかり果実が得られるようにというのが何より大事だと感じている」と取材に答えた。

 市が議会に示した計画スケジュールによると、同事業に含まれる旧市役所と同じ上野丸之内地区にある成瀬平馬家屋敷跡敷地への忍者体験施設は「大阪万博」が開催される2025年の1月に開業、図書館は26年4月に開館の予定。同計画で図書館やホテルなどの複合施設に改修する市指定文化財の旧市役所庁舎だが、新築移転から約3年が過ぎ、この間は「空き家状態」が続いていた。

 本会議での採決は賛成16、反対5という結果だった。旧庁舎の改修計画を巡っては議会との対立で否決や予算削除が続いていた。岡本市長は「我々は毎回、説明を尽くしてきたが、今回は議会から提案があったPFI事業にしたところがより理解してもらいやすかったのかな」と話した。

 最終日は、他に一般会計補正予算や2021年度一般会計決算の認定など33議案全てを可決、同意し、4件あった請願も採択した。

 にぎわい忍者回廊整備事業の契約議案に対する賛否結果は次の通り。敬称略。

【賛成】北山太加視、西條エリ子、西田方計、浜瀬達雄、増田雄、森中秀哲、北森徹、西口和成、宮崎栄樹、桃井弘子、山下典子、市川岳人、赤堀久実、田中覚、上田宗久、中谷一彦
【反対】釜井敏行、川上善幸、福岡正康、百上真奈、中岡久徳

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