伊賀市三田の陶芸家、谷本由子さんが、友人の華道家、河村花斧さんらと共演する展示会「ROBE IN BLUE(ローブ・イン・ブルー)」(伊賀市文化都市協会主催)が11月1日から4日まで、同市上野丸之内の史跡旧崇広堂で開かれる。入場無料。【展示予定の作品を紹介する谷本さん=伊賀市三田で】

休息の“青”にこだわり

 広島県で生まれた谷本さんは中学から油絵を始めた。大学で染色を学んだ後、銅版画を学ぶため渡仏。結婚を機に伊賀市に移り住み、陶芸の道へ。以来、各地で個展を開くなど、活動を広げている。

 布をまとった時にできる「ドレープ(ひだ)」が作品に表現されているのが特徴。色使いや形作りの根底には今まで学んだ油絵や染色、銅版画など全てが生かされているという。今回は「休息の色“青”」のキャッチコピーの通り、青にこだわったという。

 会期中は谷本さん作の約10点の青いつぼと河村さんの花、地元を含む6人の陶芸家たちの作品などが会場を飾る。

 谷本さんは「青い世界に浸って、皆さんの解釈で作品を味わってほしい」と来場を呼び掛けている。

 時間は午前10時から午後7時まで。2日午後2時からは講堂で高田泰治さんによるチェンバロのライブ(千円)もある。120人定員。

 問い合わせは同協会(0595・22・0511)まで。

2019年10月26日付 758号4面から

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