三重県伊賀市は2月15日、2022年度一般会計当初予算案を発表した。予算額は前年度比9億8649万円(2・3%)増の435億3969万円で、4年ぶりの増額になった。22日開会の市議会定例会に提出する。

 歳入では、市税が新型コロナウイルスの影響で7・7%(11億3000円)の減収とした昨年度に対し、22年度は3・7%(5億620万円)増の141億720万円を見込む。そのうち市民税は個人が5・3%、法人が28・5%とそれぞれ増え、合計は52億7984万円で8・9%の増収、固定資産税は1・1%増の78億1104万円とした。

 また、歳入全体の約2割を占める国からの地方交付税は6・1%増の91億6740万円を計上。入湯税は4月から不均一課税の導入で日帰り入浴客(1人1日)に対し150円を75円にすることで41・1%減の2344万円と試算した。

 歳出は、人件費が退職予定者の減少などで5・5%減の91億1590万円、投資的経費が旧青山支所の解体事業や青山ホールの改修工事などで15・3%増の23億4509万円を計上。市が建設事業のため借り入れした市債の返済に充てる公債費は57億5014万円で1・9%増とした。

 市の貯金である基金残高は22年度末見込みで約153億円。財政課は各事業の財源不足で約18億7000万円を取り崩す一方、財政調整基金やふるさと応援基金などに約11億6000万円を積み立てるとし、人口8万8333人(21年12月31日現在の住民基本台帳)に対して市民一人当たりの貯金額は約17万円になると説明。借金にあたる市債残高予定額は22年度末見込みで509億円。市民1人当たりだと約58万円になる。

 主な事業は次の通り。

▼新型コロナウイルスワクチン接種事業(3億1982万円)
▼20メートル級はしご付消防車の購入経費(1億5838万円)
▼岸宏子生誕100周年記念事業費179万円や元永定正生誕100周年記念事業費836万円、こども能楽教室開催など文化芸術推進事業(2358万円)
▼忍者体験施設設計業務委託料など忍者市プロジェクト事業(6353万円)
▼旧市役所庁舎の整備に対し国の補助金採択を受けるために必要な費用便益分析業務の委託経費(673万円)
▼オンラインで証明書のスマート申請ができるサービス導入費(337万円)
▼4月から助成率を3分の1から2分の1に変更する伊賀鉄道通学定期券購入助成金(1797万円)
▼市有温泉施設2か所に対する建物と土地の売却価格算出など市場調査委託料(計1513万円)
▼青山ホールの外壁や吊り天井などの改修工事(2億555万円)
▼旧青山支所と阿保地区市民センターの解体経費(1億9624万円)
▼23年1月と3月に開催する20歳と19歳が対象の成人式の開催経費(281万円)
▼市議会のペーパーレス会議システム導入と運用業務(157万円)とタブレット端末機器導入・通信サービス利用(602万円)の借上料

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