【三重県庁=津市広明町】

 三重県は7月14日、手足口病の患者報告数が国の警報レベルを超えたと発表した。県内で警報レベルに達したのは2024年以来。県は手洗いの徹底やタオルの共用を避けるなど、基本的な感染対策を呼び掛けている。

 6日から12日までの患者報告数は、県内42の小児科定点医療機関で1定点当たり5・50人となり、国が警報の目安とする「5」を上回った。

 保健所管内別では、津管内が1定点当たり10・57人で最も多く、鈴鹿管内が8・50人、松阪管内が7・00人と続いた。一方、伊賀管内は2・00人で、県内9保健所管内で8番目だった。

 県感染症対策課によると、手足口病は口の中や手足に水疱を伴う発疹が現れるのが特徴で、患者の約半数を2歳以下の乳幼児が占める。38度以下の発熱を伴うこともあるが、多くは3日から7日で回復する。まれに髄膜炎や脳炎、心筋炎などの合併症を引き起こすこともある。

 感染は飛沫感染や接触感染、便を介した経口感染が主で、保育所や幼稚園など乳幼児が集団生活を送る施設で広がりやすい。特効薬はなく、治療は対症療法が中心となる。

 感染症に関する情報は、県感染症情報センターのホームページ(https://www.kenkou.pref.mie.jp/)で確認できる。

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