公有民営方式で運営する三重県伊賀市の伊賀鉄道は7月13日、2025年度の乗客数が前年度比2万3000人増の118万6000人で、営業損益が1億1800万円の赤字だったと伊賀線活性化協議会で報告した。
乗客数全体では、同市が実施する半額助成の利用が伸びた通学定期が4万人(5・9%)増の72万8000人だったのに対し、通勤定期の利用は5000人(3%)減の16万3千人で伊賀鉄道の運行開始からピークだった08年度の31万1000人からほぼ半減した。普通乗車券や回数券を利用した定期外はコロナ過だった22年度と同じ水準となり、1万2000人(4・2%)減の29万5000人で30万人を下回った。
収支では、営業収益が昨年2月の運賃改定による増収とグッズ販売などによる2億円と、市から委託された保守業務費1億2100万円の計3億2100万円で、前年度より100万円増加した。支出にあたる営業費用は4億3900万円で、前年度に比べ400万円減った。
伊賀線は全15駅で、路線距離が16・6キロ。伊賀鉄道は近鉄が経営分離した同線を07年10月に市と近鉄が出資する第三セクターとして運行を開始した。17年4月からは同市が鉄道施設などを保有・維持管理する公有民営方式に移行し、今年度で10年目を迎えている。
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